2019年を振り返る

 2019年も年の瀬となり、今年1年を振り返りたいと思います。

 結論からざっくり言うと、一日一文を毎日投稿するだけで、作品の進捗はほぼありませんでした。しかし、「主よ、人の望みの絶望を」この作品は継続して執筆するつもりですし、なぜか去年もそうでしたが、この時期になると本来やるべきことに集中したいと頭を切り替えます。新しいこともちらついているけれど…。

 

【一日一文を始めてから1年が経過して…】

 まずはこの話題ですね。今年は一日一文の年でした。これは何度か「終わりに」でも触れていますが、率直に始めて良かったと思っています。

 今まで取り上げた表現の全てを正確に記憶しているかというと…少し怪しい、体感8割くらい。ただ一日一文を始めて良かったのは具体的な表現を学べるだけでなく、日常での意識が上がったことが一番だったかなと感じています。

 他人の話をネット動画などで聴いていると、わからない単語がたまに出てくるんですよね。そういうときに今の言葉はどういう意味なのか、すぐに調べて「一日一文」で取り上げるというサイクルが良かった。そういう意味では以前よりも理解力が向上していて、文章を書くことも前向きに捉えられるようになっています。

 また知らない単語を理解するところから、知らない分野に興味を持つというのも良かった。小説を書くと言っても、社会そのものの様々なことに見識を持っていた方が有利ですからね。こういう場面を描きたい→ネットや本で調べる→物語に落とし込む。これだと弱いなぁと感じることが結構あって、咀嚼する時間が私の場合はどうしても必要でした。

 一日一文というコンテンツだけ見ると、ただの呟きみたいな些細なものなのですが、そこに至るまで、そこから広がるものはとても良いものになりました。

 今後の展望としては、一日一文は当然継続し、一文をもう少し長くしても良いかなと考えています。一文ではなくなってしまいますが、1つの表現からイメージを膨らませ、文章に落とし込むことが成長に繋がりそうです。その方がコンテンツとしての質も上がりますし。

 

【来年以降の作品との向き合い方】

 これはもういい加減、作品1つ仕上げるつもりで向き合おうと思っています。いやぁ、これが口だけになる未来も十分感じていますけどね…。長編作品の労力は規格外です。より良い作品をつくりたいという気持ちが先行すると、どうしても完璧主義になってしまう癖があって、それが自身のやる気を奪っていきます。牛歩のように進んでいるけれど、第三者から見ての変化を感じ取れるほどのレベルではない。

 しかし、これではいつになっても作品が完成しませんし、作品の骨子、どんなに粗削りでも良いから進めようと感じています。これは言い訳ではありませんが、納得して先に進みたい気持ちをできるだけ無下にしたくないんです。作品を書き上げることだけが全てではない。どんな作品でも良いから―というのは違う。文字が並んでいるだけの作品に意味はない。

 理想を言うと、期限を決めることなんですけど、そうなると執筆が嫌いになりそうで…。

 まぁこれは本当に慎重、且つ少しずつやります。少なくとも以前よりは明らかに執筆熱が高まっているので、種火を消さないようにゆっくりと火口に近づけていきます。やる気を一時的に出すことはそれほど難しくないけれど、このやる気を長い間、できることなら高く継続させることが非常に難しい。マラソンだと思えば、焦らず、身体を慣らしていき、ペースをつくっていきたいと思っています。

 

【絶対的なものはなく、常に相対的なもの?】

 これは作品が第三者的に見たら何も進んでいないけれど、私自身の中では煮詰まっている部分があるという話です。

 作品の様々な設定について頭の中でシミュレーションすることは多くあって、例えば、主人公をどういう人物にするか?という問いについて考えたりするわけです。

 この時、主人公に果たして絶対的な魅力を与えることができるのか?と考えると、常に人物同士のバランスの中で主人公がどういう存在になり得るかということを無意識に深く検討しています。時代という概念も時に必要になりますが、基本的に読めないモノなので排除して考えることのが多いです。

 つまり、人物一人の設定を深く作り込んでも、全ての作品でその設定の通りに表現されるかというと、“されない”というのが今の私の結論になります。これって当たり前のように感じるんですけど、人物同士の関係性というのは必然的に存在するものなので、関係性があるゆえに映えるもの、消失してしまうものと様々なパターンが観測できます。

 設定を深く作り込むことは大切だけど、人物単体で語っているだけでは不十分なんです。これこそ、登場人物の理解にかけられる時間の差を解決する糸口にもなるんじゃないかと期待しています(意図的に狙えるのなら)。

 …と、こういう思考の変化ってどうしても伝わりませんよね。人物同士のバランスというのは比較的新しい見方で、個人的には成長を実感できる変化でした。

 

【誰も知らないラジオの計画】

 一人ラジオをやってみたいなぁと密かに画策しています。文章を書く利点は事前に考えられるところ、推敲できるところですが、文章の量が多くなるとどうしても読みにくくなってしまうので、喋った方が速いだろうと思ったのもきっかけです。新しいことを始めたい気持ちが高まってきて、もちろん作品に繋がることで。

 何を喋るの?というのが悩みどころですが、作品ができたら作品のことばかり喋りたい。無名の作家が自身の作品について熱く語るだけのラジオってシュールでおもしろいなぁと。自分自身の考えも整理できますし。

 作品ができるまでの話題は何でも。協力をお願いできるのなら、必死に芽を出そうと努力している人たちと対談してみたい。これもまた作品に関わる分野ですけどね。自分自身の人格形成や夢に大いに貢献してくれた分野、これからその分野を目指す方々をどういう形でも良いから応援したい。

 いずれにせよ、作品ができたらやれることも多くあると、やる気にも繋がりますから。タダの妄想。SNSもそのうちやった方が良いとは感じています。今はツイッターのアカウントを鍵かけて放置してるだけですからね…。

 

 

 ひとまず、2019年を振り返ってみて思いついたものはこんなところですかね。この分野は競争が激しくて、多くの人が埋もれてしまう…と言われますけど、本当はそうではなくて、作品を確立できれば、その作家にしか表現できない世界とそれを気に入る読者で成立するんですよ。

 だから諦めないで継続する。私は映像化のために原作をつくりたい。原作からYoutubeで動画をつくりたい。いや、つくる!

 2020年も頑張りましょう。この分野にいない人もね、人生をもっと充実させる挑戦、あるいは応援によって豊かになりましょう。