2020年を振り返る

 2020年も年の瀬に近づいてきたということで、一年を振り返りたいと思います。

 結論から言えば、今年は転機の年となりました。飛躍の年ではなく、転機の年。飛躍は来年以降にかかっているでしょう。2019年は一日一文を毎日更新することを習慣化する年となり、2020年も同様の年になるかと思いきや、自身の考え方は成長というか、正確には、今まで絡み合っていたものが紐解けてスッキリした感覚に近いかもしれません。

 物事に身が入らない、うまくいかない、雑念に囚われるなど前進を妨げる障害にぶつかることもよくありましたが、それでも考え、文章に書き続けた結果、このタイミングで偶然、整ってくれたのかもしれません。

 それではいくつかの項目に分けて、一年を振り返りたいと思います。

 

ブログ

 ブログは2019年から変わらず、一日一文の日課を第一にしていましたが、途中から「一文解説→一文メモ→作品メモ」と「終わりに→思考の足跡」と変化がありました。この変化によって日々の強度は高まり、以前よりも内容は充実し、今年の後半は意味のある日課になっていたのではないかと思います。

 また、来年以降の取り組みを考えたとき、同じように続けることの効果はあるのかどうか。

 つい先日の日記でも述べましたが、ひとまず目標を「Part.1000」として、以降は作品や単体日記の執筆を中心に据えながら復習を挟む形にしたいと思っています。新しく日課を追加することは「Part.1000」で終わり、復習を兼ねた周回に切り替えるということ。

 ブログのレイアウトは未だに細かなところが気になりますし、何かもっと触れやすい、楽しみやすい文章コンテンツを考えたい気持ちもあります。このブログを通じて、少しでも私自身に興味を持ってもらえるように、さらに理想を言えば、どこかで挫けそうな人がいたとしても、こんな藻掻き続ける人間を知り、多少なりとも力になれるように人間的な成長をお見せできたらと思います。

 

哲学との出会い

 今年の一大転機の立役者です。とは言え、私は哲学の入門書を読んだところから、いくつかの哲学書に手をつけたのみです。しっかり読めて理解できたものは入門書のみで、他の哲学書に関しては言わんとしていることを少し理解できたかなという程度のものでした。率直に難しい。

 昔、興味本位から哲学の本を読んでみたことがあったのですが、当時は難解な内容に全くついていけず、最初の数ページで挫折していました。それが今となっては理解できる点が増えたことは一日一文の日課の効果もありますし、作品や人生、人間について考えを深めていた過程で蓄積したものが哲学書の中で語られている内容と重複していたことが大きかったと思います。

 思考も哲学に触れたことで一気に開花した稀有な体験もあり、私自身との親和性も高い分野として認識するに至ります。どうしてもマルチタスクが苦手で、一日一文や作品について考えている間は、本腰を入れて哲学書を読み解こうという気持ちになれないので、どこかで完全な休みを決めたときにでもゆっくり読みたいものです。私の人生を豊かにするものとの出会いとなりました。

 

人生と人間と幸せ

 ブログや作品ばかりに集中していると、人生そのものがそれによって決定づけられるような錯覚を抱いてしまいかねませんが、実際はこの営み、夢や目標が達成できなかったとしても、私の人生は回り続けます。

 私は小説家になりたいわけではなく、映像化の基となる原作を執筆したいという一心です。それは本として出版化されるのではなく、別にきっかけがブログであろうと、投稿サイトであろうと、SNSであろうと何でも良いのです。今は実力不足でまともな作品が書けないと思っていますから、こうして自分にルールを課すようなブログを続けているに過ぎません。

 人生の幸せは何で決まるか。これは突き詰めれば、当人の認識としています。人間の建設性によって更新される認識の利点だけを享受し、欠点をいかに抑えることができるかどうか。

 当たり前が増えると、健康第一に生きている幸せを忘れ、お金や権力などの社会的な評価を貪欲に追い求めそうなものですが、本当は健康第一ですし、身近にいてくれる家族や友人、恋人の存在によって救われる面が非常に大きいはずです。つまり、幸せを最も享受できる認識を追求しながら、信頼できる人間を見つけていくことが人生を大きく豊かにできるのではないかと思っています。

 何かを頑張り、成功することも大切ではありますが、根本は存在そのものの肯定(愛情)と身近な他人をはじめ、社会全体への貢献と思います。結果として、その営みによって自分の周りには自分自身を信頼し、支えてくれる仲間と呼べる人が増えていくでしょう。これはいつまで経っても忘れられないこととしています。

 

作品

 現状、作品に関しては風呂敷を広げている段階ですが、来年にはまた少し進んでいると思います。私の場合、進捗速度が読めず、それこそ開き直れば一気に進められますから、まずは「執筆の考察」を書き直して、自己哲学の再確認するところですね。

 今年一年は、私らしい作品の方向性が見えてきたことは大きな収穫でした。漠然とした私と作品の関係が明瞭に見えてきたことで、自信というか、欲張らずに、良い意味で淡々と自分のやるべきことを設定し、邁進できる毎日になりつつある気がします。

 思考の柔軟性を確保することが登場人物を深く紐解く「肝」になり得るというのも、今後の人生観に影響を与えそうですし、人間関係や文章表現においても“不安にさせない”方針は大きな意味を持っているものと思います。

 また、先に述べたようにこの営みが全てではなく、この営みから得られた経験は応用が利きます。前向きに考えれば、土台無理なことを実感することも成長というか、今まで目を背けて振る舞っていた自分を律するための厳しい現実になり得ます。死ぬわけではありませんから。ぎりぎりであることを楽しめるにはどうしたら良いか。新たな問いと共に一歩踏み出せたら、きっとそれで良いのです。

 

来年の抱負

 2020年に私自身と作品の方向性がようやく見えてきたので、ここを軸として来年はより確固たる自分自身、作品が成されるように精進していこうと思います。何より人生は楽しむことが大事。バランスを保ちながら、ところどころできちんと休む。

 来年はひとまず一日一文の日課を「Part.1000」まで継続すること。その後に少しだけ完全なブログ休みを入れて、作品とブログとの距離感を考え直し、復習も兼ねて、ブログ全体の改善に取り組むつもりです。そして趣味らしい趣味を見つけてリラックスしながら、ブログの日記を充実させられたらと思います。

 正直、来年も引き続き、作品は具体的な本文執筆の段階にならないような気もしていますが、開き直り次第というか、どこかで自分自身の負荷を緩めたとき、心から作品を執筆したいという衝動が得られるかもしれません。自分の未来だけど、自分でも気持ちの変化は読めない。

 あとは日常的な事柄として、精神的に落ち着きたいと思っています。もう若いとは言えない年齢に差し掛かり、感情と衝動のコントロールに意識を割きながら、何事も余裕を持って取り組み、余裕を生み出せる循環を構築すること。今までアクセルばかりだったのですが、来年は良い意味でブレーキを踏み、新しさよりもすでにあるものを充実させたいと思います。

 

終わりに

 皆さんはどんな一年だったでしょうか。作品執筆に関わる人々は日々大変な作業と共にいることを推察します。作家に限らず、全ての新しいものを創り出そうとする挑戦者たちにとって、努力が実を結ぶ年になることを心から望んでおります。

 より良くしようという建設的な気持ち、行動の果てに多くの人々の笑顔があるということ。怒りや悲しみに囚われたとしても、最後には必ず笑顔になれるような行為に結びつけたいところです。いかにして笑っていられる時間を長くするか、負荷を充実感に換えられるか。

 個人的にはまた来年も様々な思い悩みの中にいることを予想していますが、無理せず、焦らず、崩れず、ほどほどに頑張りたいと思います。